15年のトレーディング経験の要約：利益を得るほど、落ちるのも難しくなる！

トレーディングの道を歩んできて気づいたのは、多くのトレーダーにとって口座を倍増させる興奮がすぐに全てを失う痛みと隣り合わせだということです。市場を去る人もいれば、戦い続ける人もいます。

先物取引に初めて足を踏み入れたとき、損失の連続でした。それまでの株式投資のほとんども失っていたため、先物の勉強に本腰を入れ始めました。ダウ理論からエリオット波動理論に至るまで、何百冊もの書籍を読み、あらゆるテクニカル分析手法を検討しました。

ある日、突然理解が開け、小さな利益を出し始めました。しかし、多額の資金を投入した夜間取引中に、翌朝市場が約3％の下落で開いたとき、慌てて最安値でポジションを手放してしまい、積み上げた利益を全て失いました。これが初めての資金全損体験でした。

2012年から2013年にかけて一度休息を取り、再度、より規律あるアプローチで戻ってきました。すると、わずか一週間で口座を倍増させることができました。しかし、自信過剰になり、様々な銘柄を取引するようになり、結局借金した追加資金を含め、また全てを失いました。これが二度目の大きな失敗です。

2014年には先物取引から離れることを決意し、本業に集中することにしました。それでも完全には手を引けませんでした。投稿を読み、トレーディングのレジェンドたちのインタビューを分析し、ローソク足のパターンを何時間も研究しました。ある日、知識、システム、一貫性、そしてルールの遵守の真の意味が理解できたと感じました。それ以降、取引は一貫して利益を上げるようになり、大きな勝ちと最小限の負けを維持できるようになりました。

しかし、成功が新たな失敗の種をまいてしまったのです。8月には自分のトレーディング規律を無視するようになり、少しずつ損失が増えていきました。短い休みから戻り、意気揚々と再挑戦し、資金を3倍に増やしました。あるポジションに全てを投入し、自信を持って臨みましたが、市場は次々とサポートラインを割り続けました。その日の終わりまでに、わずか1回の取引で3ヶ月分の利益をほぼ全て失いました。

この4年間のトレーディングを振り返ると、利益も損失もありましたが、結局得られたものはほとんどありませんでした。同じ道を歩むトレーダーの皆さんに伝えたいのは、一貫して利益を上げるのは決して簡単ではないということです。特に大きな利益を得た後は、欲望を抑えることが不可欠です。過信が大きな損失に繋がることもあります。大きな利益を手にした後こそ、欲望を制し、さらに多くを追い求めて得た利益を犠牲にしないよう心がけてください。